田中知之
FPM

DJ / プロデューサー
1966年7月6日生まれ。京都市出身。

1995年にリリースされたピチカート・ファイブのアルバム『ロマンチック’96』の中に、自身のソロ・プロジェクトFantastic Plastic Machine=FPM 名義の楽曲「ジェット機のハウス」が収録されメジャーデビュー。97年に1stアルバム『The Fantastic Plastic Machine』をリリース以降、これまで計8枚のオリジナルアルバムやリミックスアルバム、ベストアルバムなどリリースしている。
その他アーティストへの楽曲プロデュースも多数あり、リミキサーとしては、布袋寅泰、東京スカパラダイスオーケストラ、UNICORN、サカナクション、Fatboy Slim、James Brown、Earth, Wind & Fire, IUなど100曲以上の作品を手掛けている。

映像とのコラボレーションでは、全米映画『オースティン・パワーズ:デラックス』や『SEX AND THE CITY』への楽曲提供の他、村上隆がルイ・ヴィトンの為に手掛けた短編アニメーション『SUPER FLAT FIRST LOVE』、『SUPER FLAT MONOGRAM』の楽曲制作や、世界三大広告賞でそれぞれグランプリを受賞したユニクロのWEBコンテンツ『UNIQLOCK』の楽曲制作などがある。

DJとしては、国内の有名フェスは元より、米国のコーチェラ・フェスティバルやイギリスのレディング・フェスティバルなど海外の有名フェスへの出演経験も多数。
豊富な音楽知識とセンスに裏打ちされたプレイスタイルで、多数のファッションブランドのパーティでのDJなど、クラブのみならず各方面で絶大な信頼を得ている。

活動の幅は音楽のみならず、食やファッション、時計、車、アート、文学などへの造詣も深い。特にヴィンテージ・ウェアのコレクター/マニアとして知られている。
雑誌編集者の経験を活かし、神戸新聞のコラム『随想』や、各種雑誌への寄稿も多数。

近年では、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース公演『常陸坊海尊』(演出・長塚圭史)の音楽や、映画『アイスクリームフィーバー』(監督:千原哲也/原案:原案:川上未映子)のサウンドトラックを担当。また「渋谷スクランブルスクエア」46階の展望フロアのミュージックバー「Paradise Lounge」や、JR原宿駅・新駅舎2階の「猿田彦珈琲 The Bridge」、日本人初の2ツ星シェフ佐藤伸一氏によるパリのフレンチレストラン「Blanc」、ミラノの国際眼鏡展示会で2度“世界一の眼鏡店”に選ばれた「グローブスペックス」など、各種商業施設やレストラン等の音楽監修を務めている。2024年7月には、自身のプロデュースによるミュージックラウンジ “サウンドフォレスト”「FUL」を、京都・木屋町にオープンさせた。

東京2020オリンピック開閉会式、同パラリンピック開会式では音楽監督を務めた。2022年度より洗足学園音楽大学”音楽・音響デザインコース”の客員教授に就任。